ブログ 片づけ

クローゼットの整理収納に必要な上限の意識とは。

浜松市整理収納アドバイザー松崎陽子です。

 

クローゼット整理に取り組む前にぜひ知っていただきたいのは衣類をしまうことができる「上限」のスペースです。

上限とは衣類が掛けられる、または畳んでしまえるスペースのこと。

この上限を意識しているかいないかで、クローゼットの整理収納の成功は決まります。

 

例えば、私の衣類をしまうクローゼットバーの長さはオンシーズンモノで約60センチです。

 

(ピンクの長さが60センチ)

 

反対側にコートやスーツをしまうバーがあり、こちらは80センチあります。

ただ、こちらのスペースは夫婦で共有しているので、個人としてのスペースは40センチ。

 

衣類の総数をしまえるバーの長さは100センチ。

この長さの中でオンシーズン、コート、スーツの衣類を掛けていきます。

(畳める衣類は衣類ケースに保管しています)

そして、大切なことはこのスペースよりも少し余裕を持たせること。

 

衣類ケースも同じ考え方でしまいます。

衣類ケースを空けた時に、何がどこにあるのかわからない状態では探すことも一苦労。

衣類ケースの上限よりも少し少なめがベストです。

 

この上限の意識ができていないと、衣類が沢山詰め込まれてしまい、必要な時に取り出せなかったり、入らない衣類が発生してきます。

難しく考えず、まずはクローゼットの採寸から始めてみましょう。

 

・枕棚下から床までの高さと奥行き、幅。

・枕棚から天井までのの高さ、幅、奥行き

・扉を開けた時の幅(扉が折れた時の有効寸法)

 

押し入れをクローゼットとして使用する際は、中段を入れたそれぞれの採寸も必要になります。

 

好きな服を好きなだけ置ける家はそうそうありません。

誰しも、上限の中で必要なモノを優先順位を立てて選んでいきます。

 

この上限の意識は、クローゼットだけではなく全てのスペースで必要な要素です。

 

感情的な基準=好きな服、必要な服。

数値的な基準=各個人に与えられたクローゼットの広さ

 

このふたつを意識してクローゼットの整理収納に取り組んでみてくださいね。

 

整理収納が難しい、苦手、片づけができない・・・というネガティブな思いは様々な基準を設けることで大きく改善できることは沢山あります。

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

松崎陽子

整理収納アドバイザー |静岡新聞社 SBS学苑講師 |浜松市生涯学習講師 |「ビルーム」代表 静岡県浜松市在住 | 2015年より活動開始 |過去の家が片づかない悩みを克服した経験をきっかけに、片づけレッスンをスタート |個人宅の片づけを具体的なアドバイスとフォローにて行う。訪問回数200件以上 |企業・公的法人様主催の整理収納講座を務める |【2022年~2023年 セミナー実績】 |公益社団法人 浜松シルバー人材センター様「整理収納講習会」 |ふじのくに出会いサポートセンター様「整理収納セミナー」 |公益財団法人 浜松市勤労福祉協会様 「整理収納セミナー」 |静岡新聞社 SBS学苑 浜松校 カルチャースクール「春の衣類整理セミナー」開催 |静岡新聞社 SBS学苑講師として、静岡県西部教育機関にて「整理収納・時間管理の整理術」講座を務める |株式会社AQ Group(アキュラホーム)様オーナーズマガジン「AQURA倶楽部」 6月号、7月号掲載 整理収納記事監修

-ブログ, 片づけ

© 2023 静岡県浜松市整理収納アドバイザー ビルーム 松崎陽子