浜松市整理収納アドバイザー 松崎陽子です。
家の収納スペースを広く奪う存在に「寝具」があります。
片づけの現場でもこの寝具が片づけの大きな壁になることがあるのですが、その理由を解説します。
来客用の布団は優先順位で厳選し、保管する。
多くの片づけの現場で拝見する「来客用布団」
でもそれ本当に必要ですか?
例えば、ご家族が定期的に帰省する。
決まった時期に来客がある。
など明確に分かっている場合は、優先順位が高いので残すもの。
しかし、明確な来客がない。
数年使用していない場合は、貴重な押し入れのスペースを奪う存在になってはいませんか?
使用頻度を考慮し、厳選してみましょう。
破棄しても大丈夫かと心配な場合の対処法
来客用布団が必要な時にレンタルを利用する方法もあります。
来客用布団をレンタルする際は、年末年始やお盆の時期などは混み合うことが予想されるので、早めに手配することが重要です。
また、クリーニングの保管サービスを使うことも一つの手です。
今では多くの預かり業者も充実してきました。
湿気のある収納スペースで長期間寝具を保管するよりも、快適な温度に保たれた預かりサービスを利用する方が衛生的に保管することが可能です。
時々、布団を圧縮しても良いかとご質問をいただく時がありますが、可能なら圧縮はしない方が良いです。
特に羽毛布団は状態が悪くなったり、形状が変わることもある為、できるだけ不織布などの通気性のある収納袋やケースに保管することが望ましいです。
家族分の寝具を全て合わせてみる。
意外と多いのが、家族分として保管してある寝具が組み合わせを合わせてみると不要となる場合があります。
また、捨てようと思っているものの、そのまま放置の場合も。
これも同様に貴重なスペースを奪う存在になってしまう、あるいは管理が必要になることも多いので厳選します。
どこに収納するべきですか?
これは収納スペースにより異なります。
押し入れの場合は、下段あるい上段となります。
クローゼットの場合は、基本的にはベットでの就寝スタイルが望ましいので、掛け布団や敷パットやシーツなどはIKEAのスクッブケースを使い枕棚に保管しても良いですね。
寝具の破棄方法がわからない場合は、各自治体の関連部署に相談していましょう。
家の中にあるモノの中でも、寝具はとりわけ大きなスペースが必要となります。
ゆえに無駄に保管していると、貴重な収納スペースを奪う存在になり、本来しまいたいモノがしまえない場合もあります。
寝具を整理し、広くスペースを確保できれば、部屋にあるしまいたいものが収納できるようになり、片づけが大きく前進します。
ぜひ、寝具の整理で貴重なスペースを有効活用してみてくださいね。