浜松市整理収納アドバイザーの松崎陽子です。
「クローゼットいっぱいの洋服を思いきって大量に捨てたのに片づかない」
これ、片づけの現場で多くお伺いする事例のひとつです。
なぜ片づかないのか、具体的な事例と共にお伝えします。
部屋割りが上手くいかず、衣類の分散が家中に起きていたB子さんの片づけ事例
「よし!今日こそ捨てて捨ててスッキリさせるわよ〜」
B子さんは、ゴミ袋片手に気合を入れていました。
主婦向け雑誌を読み、憧れのクローゼットを手に入れる為に立ち上がったのです。
B子さんは、夫、高校生の長男、中学生の長女、小学生の次男くんの5人暮らし。
年々増えていく家族の服の整理に頭を悩ませていました。
服が上手に整理できないことで、リビングに家族の洗濯物が山のように置き去り状態。
朝、家族がその山から必要な服や靴下などを探して着替えるような毎日でした。
B子さんは、いつもその光景を見るたびにストレスを感じ、何とかしたいと思いつつどうにもできない理想と現実のギャップを感じていました。
B子さんは、インスタに投稿されているようなスッキリな空間にずっと憧れていました。
でも、現実はうまくいかない。
何故なら・・・
クローゼットの使い方がわからない。
服を手に取るとまだ着れるような気がしてつい判断を後回し。
服以外の書類やアルバム、私物や鞄などが溢れていて、収納の仕方がわからない。
クローゼットいっぱいに詰め込められた空間を見るだけで気持ちが萎える・・・。
つまり、片づけ方法がわからず、やる気が失せてしまい、気がつけば何年も過ぎていたのです。
雑誌に刺激を受けて、ついにラスボスであるクローゼットに着手し始めたB子さん。
ひとまず、クローゼットに掛かっている服から一着ずつ選んでいきます。
「随分と着ていないけど、いつか着ることあるかな・・」
「これはもう着ないな、毛玉がいっぱいだ」
「これは痩せたら着ようと思ってたんだよね、どうしよう」
「あ、これタグついたままだった」
明らかに傷んでいる服は捨てられるけど、痩せたら着るつもりの服やまだ新品のモノまでは捨てるには惜しい。
1時間ほど捨てる作業を終えても何だかスッキリしない。
そのうち、疲れてしまい一時中断。
昼食の後、そのままソファーで疲れて寝ていたらもう次男の帰宅時間だ。
結局その日は思うようにできず、変わらないクローゼットのまま。
自己流で片づけるには限界を感じたB子さんはついに片づけのプロに依頼をすることを決意。
検索で調べてみると・・・ヒットしたサイトにはこんな文字が。
「個人宅の片付けを根本解決!暮らしの価値を高める静岡県浜松市整理収納アドバイザー」
根本解決!!!
片づけを根こそぎ解決してくれるのー???
いや、本当解決したいのだよ私は!
申し込みの後、電話でサービスの詳細を聞くことになった。





えーーー!!!なぜ???
解説しますね!

総量???

えっと・・・そう言えば、子どもの部屋にもコートやスーツがありました。。。

優先順位?
服をただ選べばいいだけじゃないんだ。。。

例えば、痩せたら着ようは今は優先順位は低いですよね。
また、タグがつけられたままの服は、本当に欲しいと思えるものですか?
意外と心の奥底でジャッジはされているものです。
手に取った瞬間の心のジャッジを見逃さないでね。



あ、そうか服だけではなく全ての荷物が分散している!!!

各個人のお部屋を明確にして、定位置を設けることから始めていきましょう。
それは、優先順位を明確にすることにも繋がります。


電話の後、何だか進むべき方向性が見えて心が軽くなるのが分かった!
レッスンが楽しみだな。
その後、B子さんは理想の暮らしを明確にして、正しい部屋割りと沢山のモノと向き合い、憧れのクローゼットを手に入れました。
このようなシチュエーションは本当に多くの方が経験されています。
B子さんのようにお申し込みの際にお電話にてプチアドバイスを行わせていただくこともあります。
(内容や時間には限りがあります)
本日のまとめ
服の厳選の際、総量の把握をまず行うこと。
その後、全出し→必要なモノから厳選を始める。
部屋割りを明確にして、各個人の私物をしまう定位置を決めること。
いかがでしたか?
今後も事例を交えながら片づけのポイントをご紹介させていただきますね。