浜松で活動しております、整理収納アドバイザーの松崎陽子です。
前回に引き続き、冷蔵庫の整理収納について解説します。
まずは、おさらいですが、冷蔵庫の掃除や整理に必要なものは下記のものです。
冷蔵庫整理に必要なアイテム
冷蔵庫を整理しようと思ったら、まず掃除に必要なアイテムを用意します。
・布巾
・アルコール除菌剤(ドーバーパストリーゼのような食品にもOKなもの)
・クーラーボックス
夏の冷蔵庫整理は、食品を出した時に結露が発生したり、傷む恐れがあるので、できればクーラーボックスのような一時的に食品を冷蔵保管できるものがあると良いです。
その上で、冷蔵庫内→冷凍庫→野菜室→その他とスペースごと順に掃除を行います。
冷凍庫(−18°以下)の整理収納
冷凍庫の場合は、野菜室とは真逆な法則があります。
冷気が充満するように、引き戸の開閉により冷気が流出した際も素早く冷気を保てるように、できるだけ詰め込むことがポイント。
また、引き出し部分(上段スペース)と本体部分(下段スペース)の各ゾーンを頻度や形状に応じて分けていきます。
本体部分は高さがある為、立たせる収納に適しています。
冷凍食品や冷凍食材などを隙間なく沢山収納できるように収納していきます。
我が家の場合は、大きめの保冷剤なども配置しています。
我が家の上段部分は、アイスやゼリーなど家族がよく手に取るものを。
浅いスペースに収めやすい形状のモノを入れると良いですね。
また、冷凍したい食材を一時置きするスペースとしても活用します。
しめじなどのキノコ類は、冷凍することでさらに旨味がアップします。
収納の技術としては、できるだけスペースに合うケースを用意して「明確なゾーン分け」を行うことです。
例えば、保冷剤ゾーン、アイスゾーン、食材ゾーンという風に、チーム分けをしてケースで仕切るとわかりやすくなります。
夏場でしたら、災害時に備えて冷凍可能なペットボトルなどを入れておいても良いですね。
停電により冷蔵庫が使用不可になった際も、冷気をできるだけ温存しつつも、水分補給に活用することができます。
夏場の災害時には、熱中症も心配です。素早くミネラル飲料を補給できることは、命を守ることに直結します。
冷凍庫整理のポイント
・なるべく隙間なく食材を収納する
・上段と下段、食材ごとにチーム分けをしてゾーンを分ける
・ケースなどを使い、仕切りとして活用する
前回もご紹介をさせていただきましたが、お肉などを冷凍する際は、このような形で行うとスムーズです。
① お肉の入ったパックを裏返しにする。
② ラップをそっと綺麗に剥がす。
③ パックを上から取り出す
④ ラップでお肉を小分けにする。
コツは、ラップをそっと剥がすことです。
そのままラップを使用しても良いですが、衛生上気になる場合は、新しいラップで包んでくださいね。
ラップで巻いたら、ジッパ付きの袋に入れて完成です。
野菜室(約3~8℃)の整理収納
野菜室は、形が不揃いの野菜を主に収めるスペースなので、ざっくりとチーム分けを行います。
美しい収納を目指すよりも、種類ごとに分類してわかりやすく収めていればOK!
ただし、何がどこにあるのかはわからなければ、二重買いの元になる為、できるだけここのスペースも「明確なゾーン分け」「チーム分け」を意識して収納します。
・根菜チーム
・葉物チーム
・その他(きゅうり、ピーマン、ブロッコリー、その他)
ざっくりとチーム分けをしたら、野菜の種類に応じて理想的な保存方法にて収めていきます。
葉物やきゅうりなどは立たせて収納すると良いです。
特にきゅうりはすぐに自ら水分を出して腐ってしまうことがあるので、キッチンペーパーなどに包んでナイロン袋しまうと長持ちします。
じゃがいもやにんじんなどの根菜は、紙袋などにざっくりと収めても良いですね。
にんじんのしなしなしが気になる場合は、こちらもキッチンペーパーや新聞紙で包むと長持ちします。
冷蔵庫によっては、ラップやビニール袋で巻くなどの手間が要らない仕様のモノもありますが、比較的空間に余裕がある場合は、ビニールやラップで保護すると良いです。(切り口が見えている場合は、ラップやビニールで保護が必要)
ラップなしでもOKな仕様以外は、どの野菜も冷気が野菜を傷ませてしまうことあるので、できるだけビニール袋などに入れて、直接冷気が当たらないように注意します。
野菜の収納におすすめな紙袋
野菜室のゾーン分けの際にぜひ活用して欲しいのが、ショッパーなどでもらえる紙袋です。
小さめな紙袋を用意すると良いですね。
我が家では、スターバックスの紙袋がちょうど寸法的に合うので、こちらを使用しています。
汚れたら取り換えればOKなので、気軽に使うことができますね。
100円ショップにも野菜室に対応した収納袋が売られています。
節電・節約への取り組みポイント(冷凍室・野菜室編)
冷凍室
・なるべく隙間なく食材を収納する
・上段と下段、食材や形状ごとにチーム分けをしてゾーンを分ける
・ケースなどを使い、仕切りとして活用する
野菜室
紙袋などを使い、チーム分けをしてゾーンを分ける
野菜の特性別に適正な収納方法を心がける
冷蔵庫の仕様により、ラップやビニール袋で直接冷気が当たらない工夫をする。
スッキリ冷蔵庫は節電&節約に直結します。
小さな努力も大きな結果に繋がりますので、ぜひ整理収納術を活用してみてくださいね。
節電&節約に繋がる冷蔵庫整理収納 冷蔵室編はこちらからどうぞ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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