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美しい収納に隠れた明確なルール

浜松市で活動しております、松崎陽子と申します。

 

雑誌の表紙やSNSで見かけるうっとりする程の住空間や収納スペース。

 

 

どうしたらあんな風に綺麗にできるのだろう。

そう疑問に思ったことはありませんか?

 

その美しい空間や収納スペースにはある明確なルールが存在します。

その明確なルールを解説します。

 

 

美しい空間に隠れた3つの明確なルール

プロ級の収納テクニックが存在するのでしょ?とお思いかもしれませんが、簡単なルールでも美しい収納スペースを作ることは可能です。

今回は、プロの知識を多く使った技術で美しい空間をお伝えするのではなく、普段から意識すれば簡単に作れる収納の技術の話です。

 

空間や収納スペースには3割の余裕を。

わかりやすい例えで言えば、ハイブランドとファストファッション店舗の空間の違いを思い出してください。

もちろん、販売価格、客層、利益率、立地など様々な違いはあり、明確なコンセプトが違います。

 

 

店舗に入った時の凜とした雰囲気を感じるのはハイブランド店舗。

照明、インテリア、陳列方法、店員の制服。入るだけでワクワク、身が引き締まるような雰囲気を感じます。私は普段ほとんどハイブランド店舗には行きませんが、たまに入るとなんとなく落ち着かない・・・。そんな高級感を感じます。

方や、普段から慣れているファストファッション店舗はどうでしょう。

できるだけ多くの商品を陳列。店員は、エプロンやカジュアルな制服が多いです。値段はより安く、でも価値は下げないがモットー。照明は明るく、親しみやすい音楽や雰囲気が感じられます。時折流れてくるCMなども覚えてしまうぐらいリポートされていたり。

そんな両者で大きく異なる違いは、「空間の余裕」があります。

 

隙間なく並べられた陳列と、より商品をグレードあげて魅せる技術。

商品価格が違うので当然ではありますが、ハイブランド店舗に感じる空間の余裕ことが実は私たちにより商品の価値を感じる技術となっています。

 

ファストファッション店舗には、一つでも多くの商品を多くの人に届ける狙いがあります。

陳列方法が悪いという話ではなく、空間に対する余裕が私たちの視覚的な印象を大きく左右するという話なのです。

 

住空間で言えば、モデルハウスや旅行の際に訪れる宿。

必要最低限のモノしかない空間に感じるのは、心地よい余裕。雑念を感じさせない凜とした空間です。

モノが多い、家具で床面積を埋め尽くされた空間はそれだけで私たちの印象を大きく変えてしまいます。

 

モノを多く持つことに喜びを感じるなら、それも正しい選択です。でも、モノが多いことで不具合を感じたり、視覚的に落ち着かないなら、まずは空間や収納スペースに対して3割程度の余裕を持つことを意識してみてください。

お金がかからない技術です。

それは、ミニマリストになれという話ではなく、余裕ある空間が与える印象の違いを生むという話です。

 

色や素材が与える統一感を意識する。

チグハグな色を使うと一気に統一感が崩れます。

無彩色などのシンプルなカラーを使うなら、白、黒、グレーなどのモノトーンで揃える。

有彩色など、明るくPOPな印象が好きなら、同じ系統のカラーで使用すると良いです。

 

 

収納ケースや家具ならダントツにホワイトカラーは圧迫感を感じにくい印象を与えます。

特に面積の広い家具は、白やナチュラルカラーの木材(オーク材やパイン材など)圧迫感を感じにくい色です。ウォールナットは、ややダークな印象があります。

 

オーク材のスタッキングシェルフ

 

素材は、無機質な印象の素材(アルミ、ブリキ、ステンレス、スチール、ガラスなど)と木質などの有機質素材では、与える印象がガラッと変わります。

ナチュラルエレガントな空間に、ステンレスやスチールなどの無機質な素材は違和感があるように、使う収納ケースも空間に馴染む素材を選ぶと良いです。

 

ただし、白いケースがずらっと並んだ収納スペースが正解かというとこれは少し補足が必要です。

先に述べたように、ただケースを並べれば良いのではなく、必ず余裕を維持してください。

「モノが溢れてしまう」という場合は、優先順位の高いものから配置します。

無理です・・・そう思われていたら、美しく見える収納は諦めるしかないです。

 

厳しい言い方ですが、これが現実。あまりにもモノが多い場合は、心を鬼にして厳選してくださいね。と片付けの現場ではお声かけしています。

だって、生徒さんの望む未来はリバウンドのない片付けであり、美しくなりたいと頑張っているのですから。

私も心を鬼にしてアドバイスをするのです。

 

毎日のリセット習慣でリバウンドを防ぐ

モノは使ったら元の場所に戻す。

当たり前のことですが、これができない時があります。

誰しも忙しい時、余裕がない時は、ついそのままにしがちです。

それがいつしか当たり前の光景になり、違和感を感じなくなる。

これが恐ろしいリバウンドです。

 

こうならない為には、まず使ったら戻すのリセット習慣をつけること。

その時間は、概ね15分です。

戻すことが面倒に感じる方なら5分というリミットでも良いです。

時間がかかるなら、モノが多い証拠ですし、習慣化をつけることは必ず必要です。

 

モノを元に戻す時間を一度計ってみてください。

15分以上かかるなら、要注意。

再度の厳選と収納の見直しが必要です。

リセットをするタイミングは、夜でも朝でもいつでも良いです。

しかし、1日1回を目安に行ってください。

 

おさらいです。

美しい収納を実現する3つのポイント

・空間や収納スペースには3割の余裕を。

・色や素材が与える統一感を意識する。

・毎日のリセット習慣でリバウンドを防ぐ

 

 

実践する前に家の様子を画像に残す。

どうしても実践が難しい時は、一度スマホで家中を撮影してみましょう。

すると、目で見ている状態と画像を通して見た印象は変わります。

モノが多いな、来客時には見せられない状態だな、ここは要らないんじゃない?と客観的な考えが出てくるもの。

一度冷静な視点が必要です。

 

 

綺麗で美しいと感じる収納は、使い勝手も良い収納です。

探し物も少なく、総量も把握しやすいので、無駄買いも防いでくれる。

ただ綺麗にするだけではなく、精神的・経済的な効果を生む力があります。

 

いかがでしたか?決して難しいポイントではないはず。

あえて難しいと感じるのは、厳選することかもしれません。

ここで必要なのは、何を大切に家の片付けにトライしたいかです。

その目標を達成する為に3つのポイント意識してみてくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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松崎陽子

整理収納アドバイザー |静岡新聞社 SBS学苑講師 |浜松市生涯学習講師 |「ビルーム」代表 静岡県浜松市在住 | 2015年より活動開始 |過去の家が片づかない悩みを克服した経験をきっかけに、片づけレッスンをスタート |個人宅の片づけを具体的なアドバイスとフォローにて行う。訪問回数200件以上 |企業・公的法人様主催の整理収納講座を務める |【2022年~2023年 セミナー実績】 |公益社団法人 浜松シルバー人材センター様「整理収納講習会」 |ふじのくに出会いサポートセンター様「整理収納セミナー」 |公益財団法人 浜松市勤労福祉協会様 「整理収納セミナー」 |静岡新聞社 SBS学苑 浜松校 カルチャースクール「春の衣類整理セミナー」開催 |静岡新聞社 SBS学苑講師として、静岡県西部教育機関にて「整理収納・時間管理の整理術」講座を務める |株式会社AQ Group(アキュラホーム)様オーナーズマガジン「AQURA倶楽部」 6月号、7月号掲載 整理収納記事監修

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© 2023 静岡県浜松市整理収納アドバイザー ビルーム 松崎陽子