ブログ 片づけ

自分の家が好きになれない時は、心の視点を変えてみる。

浜松市で活動しております、整理収納アドバイザーの松崎陽子と申します。

 

時折いただくお声の中に、ご自身の家が好きになれないというお悩みをお伺いします。

実は過去の私も同じような悩みを抱えていました。

その時の心理はまるで暗いトンネルを彷徨い続けているようなネガティブな感情が湧いてくるものです。

どうしたらそのような感情から抜け出せるのでしょうか?

 

大好きになれる家を目指して一歩踏み出してみませんか?

 

目次

1.片付かない負の意識をモチベーションに変える。

2.イメージを具体的に可視化させる。

2-1・理想の暮らしを言語化してみる。
2-2・ネットで理想の空間を調べてみる。
2-3・改善したい項目を挙げてみる。

3.スモールステップ方式でやれば出来たの達成感をひとつでも多く体験する。

 

片付かない負の意識をモチベーションに変える

住空間が人に与える影響はとても大きいものです。

家とは本来、人の暮らしを快適にしてくれる存在であり、ほっと安らぐ空間を演出するもの。

自然災害から身を守り、衣食住を支え、五感に快適と心地よさを与えるものです。

 

普段何気なく使っている住宅設備機器やエレメントなどは、日常の当たり前を支えてくれる貴重な存在。

 

体を清潔に保つお風呂。

家族の健康を支えるキッチン。

排泄をスムーズに行えるトイレ。

空間を快適に演出し、夜間の安全にも繋がる照明。

好みの空間を演出できるカーテンやカーペットなどのファブリック。

 

すべてが住空間を快適に支えてくれる存在です。

 

しかし、一番大切なことは、モノが主役ではない人が主役であること。そして余裕ある空間です。

視覚的な情報もとても大切です。

モノがあちらこちらに散らかり放題の空間は、快適な空間とは言い難い苦痛を味わいます。

 

身体をゆっくり休める為の空間が、かえって窮屈をいつも感じる空間は、それだけでストレスの根源。

いつも落ち着かず、探し物ばかりの日常は心の疲弊にも繋がるのです。

その感情がいつしか自分の家が好きになれない負の感情へと変化します。

 

こんなはずではなかった。

もっと快適で住み心地の良い空間だったはず。

そんな思いに駆られてきたら、一度立ち止まり意識を変えていただきたいのです。

 

意識の変化は自身の心の在り方で大きく変化することができます。

 

こんなはずではなかった→どんな理想の空間があったのでしょうか?

もっと快適で住み心地の良い空間だったはず→住み心地のよい日常を具体的に言語化、イメージ化をしてみましょう。

 

意識とは、向け先を変えるだけで実は大きなモチベーションアップへ繋がるものです。

下を向いて歩いていれば、道ばたの景色しか見えないでしょう。

しかし、少し視点を変えて上を向いてみると、そこには青空が広がり輝く太陽が眩しくこちらを照らしてくれるものです。

 

視点を変える。

これは時にしてとても勇気のいることですが、同じ景色ばかりを見ていては辛い場面しか思い出せないもの。

まずは、大きく深呼吸をし、ネガティブな感情をポジティブに捉えて突き進みます。

 

片付けにおいては、明確な動機を掘り下げ、具体的なゴールを導き出すことで行動を即してくれる効果があります。

 

イメージの具体化を可視化してみる。

 

では、イメージをどう具体的にイメージすれば良いのでしょうか?

 

・理想の暮らしを言語化してみる。

起床時間から昼間の行動、ワークが終わった後のプライベートタイムの過ごし方、趣味の時間、子育て期の過ごし方など。

細かく1日のタスクと時間割を導き出してみるとより具体的な理想の暮らしが思い描けます。

 

 

・ネットで理想の空間を調べてみる。

大きく分けて2つの空間イメージが挙げられます。

モノトーン調のシンプルな空間、木材の温かみを感じられるナチュラルな空間。

その空間がイメージ出来れば、大きな家具やカーテンなどから好みの素材やカラーを導き出します。

 

 

・改善したい項目を挙げてみる。

 

探し物をなくしたい。

家にモノが溢れかえっているので、しまう場所を作りたい。

子どもが勉強に集中できるように部屋を片付けたい。

いつも適当にこなしている家事をちゃんと丁寧にできるようにしたい。

趣味の時間を作りたい。

ペットの為の快適空間を作りたい。

出来合いや総菜ばかりの食事で、ちゃんと作れるようになりたい。

 

このように具体的な理由と共にイメージしてみましょう。

 

スモールステップ方式で片付けの達成感をひとつでも多く体験する。

 

動機を明確にしたら、まずは5分から30分程度の片付けからスタートします。

ここで大切なのは、「すべてのスペースをやりきること」

 

全出し→厳選→適量の維持を行います。

お財布なら5分程度。

鞄なら10分程度という風に徐々にスペースを広げて、少し時間が取れる時は冷蔵庫や薬箱、引き出し一段、納戸スペースという風に範囲を広げていきます。

あくまで「すべてやりきる」という点がとても大切です。

 

理想の空間には程遠いな・・・と面倒に感じてしまうかもしれませんが、家の片付けはしんどい、辛いことの連続です。

その為にはやりきったと自分を褒める要素が前に推し進めてくれます。

 

机回りでもOK

靴下を全出しして厳選だけでもOK

ただし、書類は文字に目を通す必要があるので、後に回したほうが良いです。

 

徐々に片付けが楽しく短時間でも習慣化されてきたら、本格的にスタートさせます。

 

捨てるという行為は切っても切り離せない行為ですが、その行為に少しずつでも慣れていくことが大事。

スモールステップでも大切な一歩です。

 

家の間取りや築年数により片付けやすい、片付けられるの基準はありません。

間取りが簡単に変えることはできませんが、その間取りに合わせてモノの配置を導き出し、決して目の前の現状が悪いわけではなく、変えられない現実に自分の意識を変えていくかです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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松崎陽子

整理収納アドバイザー |静岡新聞社 SBS学苑講師 |浜松市生涯学習講師 |「ビルーム」代表 静岡県浜松市在住 | 2015年より活動開始 |過去の家が片づかない悩みを克服した経験をきっかけに、片づけレッスンをスタート |個人宅の片づけを具体的なアドバイスとフォローにて行う。訪問回数200件以上 |企業・公的法人様主催の整理収納講座を務める |【2022年~2023年 セミナー実績】 |公益社団法人 浜松シルバー人材センター様「整理収納講習会」 |ふじのくに出会いサポートセンター様「整理収納セミナー」 |公益財団法人 浜松市勤労福祉協会様 「整理収納セミナー」 |静岡新聞社 SBS学苑 浜松校 カルチャースクール「春の衣類整理セミナー」開催 |静岡新聞社 SBS学苑講師として、静岡県西部教育機関にて「整理収納・時間管理の整理術」講座を務める |株式会社AQ Group(アキュラホーム)様オーナーズマガジン「AQURA倶楽部」 6月号、7月号掲載 整理収納記事監修

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