整理収納アドバイザーの松崎陽子です。
毎週土曜日の夜に配信を行なっている
「片づけ迷子から卒業する!ビルームメールマガジン」に、嬉しいご感想をお寄せいただきました。
ご本人様にブログ掲載にご了承をいただき、ご紹介させていただきます。

毎週土曜日配信のメールマガジンです。片づけにまつわる様々な情報をお届けします。
【ご感想】夫の12年の単身赴任が終わり、物が増えまくり状態
昨夜のメルマガ、納得でした。
夫の12年の単身赴任が終わり、物が増えまくり状態?
再度、片付けをしているのですが夫は収納家具を買って収納力アップを言うけど、明らかに多い物を減らせば、家具を買い足さなくても収まると言っても理解できないみたい…ほんと困ったもんです?
新しい家具が欲しいなら、物を減らしてサイズダウンすらできるのにと思いつつ、時々シャツなどを古いものからコッソリ処分(笑)
陽子さんのメルマガを励みに、お片付け頑張ります‼︎
いつも、ありがとうございます。
Aさん、この度のご感想をありがとうございました。
Aさんと同じように、単身赴任明け後にご自宅へ戻り、荷物が一気に増えてしまうケースは、何度か拝見してきた事例です。
この場合、どのようなことに注意すべきでしょうか?
家族と片づけに対する意見が違う場合の対処法とは?
先週のメルマガでは、
というタイトルで、配信をさせていただきました。
その中で、ご家族と片づけに対する意識の違いにも触れたのですが、その内容に共感していただき、今回ご感想をお寄せいただいたのです。
家族と片づけに対する温度差が大きければ大きいほど、それはとても辛い行為であり、孤独な作業となります。
レッスンでも、何度もご家族と意見が食い違い、喧嘩になった、想いを分かってもらえない、相手を嫌いになってしまうなど。。。何とも辛い場面を沢山拝見してきました。
でも、諦めないで!
どんなに辛い状況でも、自分だけの空間だけでも綺麗なスペースを作り上げ、言葉では伝わらない想いが行動で伝わった事例を沢山拝見してきました。
片づけなんて1ミリも興味のなかったご家族が「無印っていいよね」と言っていたという卒業生さんの言葉は本当に驚きと嬉しさでいっぱいになったものです。
言葉では相手にこちらの想いを理解してもらうのは、とても大変な行為です。
でも、行動は無言の連鎖を生みます。
綺麗な空間に見て触れると、思わず自分の空間も綺麗にしてみたくなるのが人の性。
特にお子さんには、この行動で片づけが連鎖する場面を沢山拝見してきました。
心がピュアで真っ白な子どもには、ストレートに母親の想いが伝わるものです。
大人の場合は、少し時間がかかりますが、根気よく自分のスペースから始められることが最初の一歩です。
また、冷蔵庫や薬箱、靴箱、洗面所など、共有スペースを綺麗に整えるだけでも、見た目から違うものです。
実際に片づける時のコツと注意点をご紹介
片づける際、いきなり作業には入らず、まずは一度スマホのカメラでビフォーの状態を撮影してみてください。
どれだけの変化が起きたのかを後から比べる為にもぜひおすすめします。
不要なモノを手放し、すっきりとした空間は、見ていて幸せな気持ちになるものです。
捨てて良いか不明なモノがある場合は、紙袋などに保管しておき、ご家族に相談してみましょう。
その場合、種類ごと紙袋に内容を明記しておくことも有効です。
チーム書類、チーム小物、チーム工具という具合に、分類すると分かりやすいですね。
できれば、ご家族のモノはご本人に要不要を問いただす方が良いですが、最終的なご判断は生徒さんにお任せしています。
お子さんの場合は、幼稚園の年長の年になったら、一緒に厳選に取り組んでみると良いですね。
最初はうまく選べなくても、回数を重ねていくごとに選ぶ基準はわかるようになります。
そして、子ども本人が要らないと言ったら、潔く捨てることも重要です。
例え高額なモノでも。
子どもの自主性を尊重するか、親のエゴを通すか。
親としては辛い場面ですが、「選び決断する」という行為は、今後の人生何度も起こることなのです。
私も購入して半年で高額なおもちゃが要らないと判断された時は泣きそうになりましたが、それも貴重な経験としてその後のおもちゃ選びは、親子共々慎重になったものです。
一番大変なのは、過剰にモノを所有している夫や親の場合、子どもと違い意見が大きく分かれることが多いです。
お互いの価値観が違うのですから、仕方がないことですが、いつまでも片づかない空間は、様々な面でデメリットを生みます。
探し物や掃除がしにくい、何よりストレスを感じる空間は、メンタルさえも落ち込む要因となります。
ご家族と意見の食い違いは、とても辛いものですが、お互いに認めことも大切ですし、譲れないことも当然あります。
Aさんのように、ご家族の意見を聞き、収納家具を揃えることは、一時的にスペースは増えつつも、実はリバウンドの元になることも。
スペースがないから収まらないのではなく、今あるスペースに収まる分だけ所有するという意識に切り替えていかなければいけません。
それは、スペースの節約だけに留まらず、経済的な効果を生むきっかけにもなります。
家具を置けば、スペースも必要。家具を購入する資金面の負担もかかるのです。
言葉にできない時は、ひたすら自分自身のモノから厳選し、相手の心の変化を待つ。
これが、一番遠いようで近道です。
その場合、自分の荷物をしまうスペースをしっかり確保すること、ご家族の専用スペースを設けることでお互いのプライベートゾーンを明確に分けることも、成功の秘訣です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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「助けて!」と行動を起こした香織が、片づけの挫折を克服し、人生が好転したストーリー」